テクサー

DBMとZETAがビルのDXを実現する
ビルから街に。モノから事へ。ヒトにやさしいDXの実現をめざして
テクサーは、ビルマネジメント用統合化プラットフォームであるDynamic Building Matrix(DBM)の活用によるビルのDX化を提案します。DBMやZETA IoTセンサーの活用は、単なるデジタル技術の導入にとどまらず、ビルの中で日々行われている設備点検・警備・清掃業務の業務およびプロセスを変革します。また、デジタル化が進んでいる空調や電力の監視装置との接続によって、ビル内で起きる出来事の一元可視化とリアルタイムの情報共有を実現します。DBMの導入で得られる効率化や非接触化の促進は、業務時間の有効利用や安全・安心な作業環境の実現につながり、ビル内で働くヒトにもビルを利用するヒトにもやさしいDXを提供します。
DBMとZETAが描くデジタルツインの世界
DBMは、ビルの中で発生するあらゆる従来業務を統合・デジタル化することで、ビルメンテナンス業務のDX実現を目指してクラウドベースのビル統合管理プラットフォームとして開発されました。一方DBMに対して、センサーで取得したデータを送信するための無線インフラである「ZETA」は、最小限の基地局(AP)、および中継機(Mote)を利用したメッシュネットワークとの組合せによって、センサーの通信可能領域を柔軟且つ安価に、ビル内へ展開することが可能です。すでに実用化されている温度・湿度や漏水検知の他、AI機能を組み込んだZETA震動センサーのフィールド評価が開始されました。ZETA震動センサーは、ビル内で稼働する回転機器の異常の予兆を発見し、突然の故障による機器・設備の停止を防止するツールとして注目されています。DBMは、センサーからのデータに加えて、設備点検等の履歴をすべて共通のデータベースに格納します。これらのデータの蓄積は業務データと、センサーから得られる設備データの組合せによって、点検業務の再構築や設備のメンテナンス計画など既存業務に変革をおこし、ビルのデジタルツインに繋がるのです。
DBMでは、スマートフォンを利用してビル管理に係わる全ての業務を実施し管理します。NFCおよびQRコードとの組合せで点検箇所、問題発生箇所を管理し、予め設定した他のスタッフや上司とリアルタイムに情報共有できます。また、IoTセンサーからのセンシング情報や既存のBAシステムからの情報連携等によるビル設備のリアルタイムモニタリングを実現しています。さらに管理対象となるビルの3Dモデルを作成し、各空間に対して点検業務やセンサーの情報を関連付けすることにによって、状況の直感的な把握をサポートします。DXによって、従来行われてきた紙と鉛筆の業務管理からの卒業が実現します。
LPWANとしてのZETAの特徴は、1) 電池駆動の中継機(Mote)を利用したメッシュネットワーク、2)低消費電力双方向通信のサポートです。
ZETAは、基地局(AP)よりも格段に安価な中継器(Mote)を使って容易に通信エリアを拡大できます。Moteを活用することにより、障害物が多い場所や地下等へ、柔軟かつ低コストで通信エリアを拡張できます。例えば一般的なオフィスビル・テナントビルにおいては、10階から15階のビルの屋上にAPを設置し、Moteを2〜3台使用することで、地下階までの通信領域を確保できています。「ZETAならつながる」のです。